転売では、さまざまな商材を仕入れに使うことがありますが、そのなかでも独占的に販売できる同人誌。
巷では、「同人誌の転売は禁止・違法」などと言われていることがあり、仕入れたくても仕入れられない人がいると思います。
「同人誌は転売に使える商材なの?」
「同人誌を転売の商材で取り扱う場合の注意点は?」
今回は、同人誌が二次流通で転売できるのかどうかを解説します!
個人が作る二次創作物の範囲で認められているもので、転売してしまうと状況次第では逮捕されてしまうケースがあるので注意しましょう。

結構グレーゾーンな部分なので、しっかり転売できる条件を把握してから商材として取り扱うようにしましょう!
【よくわかる解説】
- 同人誌は転売に不向き
- 仕入れないほうが吉
- 仕入れるなら良識の範囲で

目次
同人誌は転売できる?違法?
同人誌を販売すること自体は、法律で禁止されておらず違法ではありません。
しかし、同人誌自体販売が黙認されているもので、結構グレーな商品です。
メルカリで、「同人誌」と検索すると、複数の商品が出てきます。
仕入れ先はさまざまですが、コミケやワンフェスなどの即売会などで購入することがほとんどです。
ちなみに、同人誌の転売がなぜ規制されないかというと、二次創作物の販売を禁止してしまうと、コスプレやライトノベルなども規制の対象に入るからです。
公式の許可を得ているならまだしも、同人誌のほとんどは”二次制作物”としてファンが作成しているものです。
同人誌が販売されれば、本家の作品が注目されるようになるので、プラスに働くケースが多く、版権元では黙認されています。
ただ、あまりにも権利を度外視するようなものは、”作品の権利を侵害した”として、訴訟や逮捕に発展するケースも少なくありません。
同人誌の転売が違法といわれる理由は?
同人誌は、メルカリやヤフオクに転売したところで、逮捕されることはありません。
実際に販売している人がいますし、それで稼いでいる人がいるのも事実です。
しかし、世間では「同人誌の転売は違法」だと言う人も少なくありません。
理由はさまざまですが、以下が主に関係しています。
【同人誌が違法だといわれている理由】
- 版権元・作者に迷惑がかかるから
- 販売先で禁止されているケースが多いから
同人誌は、あくまでも二次創作物なので、公式の許可を得ていない商品です。
しかし、認知度の向上などの理由から黙認されています。
サークルや個人が販売するならまだしも、仕入れて転売するのは、版権元や作者に迷惑がかかる可能性があるため、転売は禁止されています。
版権元・作者に迷惑がかかるから
同人誌の世間の扱いは、あくまでも二次創作物です。
例えば、鬼滅の刃のコミック本が販売されてるとして、集英社から出版されているのは、公式販売のものです。
この場合、集英社に作者が所属して、鬼滅の刃を連載して成り立っています。
しかし、以下のような本も出版されています。
こちらは、作者の許可を受けて別の作家さんが作成されている本です。
シナリオに沿った本で、同人誌とは異なりますが、似たようなものです。
しかし、同人誌は出版社や作者の許可を得ずに作成された商品。
このように、鬼滅の刃の同人誌も販売されています。
ただし、同人誌という一つの文化で成り立っているため、”二次創作の範囲なら”と黙認されています。
許可されているのは、あくまでも”同人作家→販売”だけで、商品を仕入れて転売する行為は許可されていません。
そのため、同人誌を仕入れて転売すると、版権元や作家に迷惑をかけてしまう可能性があるため、販売先などで注意喚起されているケースが多いわけです。
同人誌を作成する作家さんも、法律に抵触しないように慎重に作品を作っているといいます。

同人誌だからなんでもOKの世界ではないんですよね……。
販売先で禁止されているケースが多いから
同人誌は、二次創作物として認められている反面、販売先で販売が禁止されているケースも少なくありません。
同人誌にも種類がありますが、R18指定のものはほとんどの販売先で取り扱うことができません。
メルカリボックスの質問では、同人誌を実際に購入した人が取引キャンセルになったと質問していました。
メルカリでは、R18指定の商品は取り扱えないようになっているので、仕方のない話です。
一応、同人誌を出品指定はいけないなどの規約はありませんが、R18指定のものではない本を出品しても、取り消されるケースがあるようです。
サークルから販売されるものならまだわかりますが、転売した商品は規制対象の可能性になるので注意しましょう。
同人誌の転売が違法になる事例を紹介!
同人誌の転売は、状況次第では違法いなるケースがあります。
現時点で、同人誌の転売そのものを規制される法律はありませんが、状況次第では逮捕されるケースがあるため把握しておきましょう。
具体例は、以下のとおりです。
【同人誌転売が違法になるケース】
- 古物商許可証を所持せずに転売した
- 版権元から訴えられた
古物商許可証に関しては、仕入れて転売をする以上必ず必要です。
これが二次創作物でも変わらないので、注意しましょう。
また、度重なる転売によって、版権元から訴えられるケースも少なくありません。

二次創作物とはいえ、版権元や作者に迷惑がかかる行為はやめたほうがよさそうですね……。
古物商許可証を所持せずに転売した
同人誌を転売する場合ですが、あなたが作家ではない限り、どこからか仕入れるケースがほとんどです。
それがコミケなどの即売会や、古本屋の同人コーナーでも、同人誌を仕入れた時点で、転売する際は古物商許可証が必要です。
同人誌は、二次創作物なので、古物商許可証が必要ないと思われがちですが、何かしらの形で「仕入れ→転売」の流れができた時点で、古物営業法の範囲になります。
ちなみに、古物商許可証を持たずに販売すると、同人誌に限らず書類送検や逮捕の可能性があります。
実際に、古物商許可証を取得しないで転売したとして、古物営業法違反に問われた人もいます。
仮に、同人誌を転売しようと思っているなら、古物商許可証を取得してからにしましょう。
版権元から訴えられた
同人誌を仕入れて転売すると、版権元や作家に迷惑がかかる可能性があります。
一応、同人誌の制作は暗黙の了解でおこなわれています。
同人誌の即売会には、版権元や権利人の人が来ることがありますが、黙認されているのが現状です。
公式の宣伝にもつながりますし、作品としての価値が上がるケースがあるため、販売そのものは禁止されていません。
例えば、1冊1,000円で販売されている人気同人誌を、5,000円で転売したとします。
作品の価格を決めるのは作家ですが、価格が高騰するので、作家に迷惑がかかるケースがあります。
このような高額転売が、いい例だと思います。
版権元と作家の間で了承している価格が、ネットで釣り上げられてしまうと、”作品のイメージを阻害する”として、訴訟を起こされてしまうケースも少なくありません……。
(実際に判例もあります)
また、作家からも訴えられるケースがあるため、個人的に同人誌の転売はあまりおすすめしません。
同人誌はどこで転売できる?販売先は?
仮に、あなたが同人誌を転売しようと思っているなら、取り扱いができる販売先を把握しておく必要があります。
複数の販売先がありますが、Amazonでは基本的に販売できません。
販売できるのは、以下の販売先のみです。
【同人誌の販売先】
- メルカリ・ラクマ
- ヤフオク
これらの販売先は、CtoCで成り立っているので、同人誌の転売が可能です。
個人間の取引ができる販売先は、オタマートなども挙げられますが、メルカリやラクマほど知名度はありません。
販売したところで売れる可能性が低いので、利用者が多い販売先で転売することをおすすめします!
メルカリ・ラクマ
同人誌の転売先で最も主流なのが、メルカリ・ラクマなどのフリマアプリです。
フリマアプリには多くの商品が販売されていますが、同人誌もその一つです。
販売されている同人誌は複数存在しますが、メルカリは結構無法地帯!
アダルト系の同人誌が普通に出品されていますし、やりたい放題が目立ちます。
しかし、露骨にアダルトな同人誌は存在せず、BL本などがメインです。
それでも、R18指定のものは、販売そのものが禁止されているため、転売すると削除されます。
(取引中でも同様に)
仮に、メルカリで同人誌を販売する場合は、クリーンなノンアダルトの同人誌に限ります。
ヤフオク
メルカリ以上に同人誌が多く販売されているのが、ヤフオクです。
ヤフオクは、アダルト商品の販売が可能なので、ノンアダルト・アダルト問わず多くの同人誌が販売されています。
実際に、「同人誌」で検索すると、以下のように商品が出てきました。
男性向けのアダルト本から、女性向けのBL本まで豊富な同人誌が販売されています。
人気の作品なら、高値で販売されることがあり、「呪術廻戦」の同人誌は1冊あたり5,000円~7,000円の間で取引されています。
(定価1,200円程度)
メルカリに比べると、同人誌が頻繁に売れているイメージで、オークション形式にすると価格は青天井です。
同人誌を販売したいなら、使うのも方法の一つですよ♪
結論:同人誌の転売はグレー!する場合は自己責任で!
同人誌の転売は、メルカリやヤフオクなどで頻繁におこなわれています。
一応、規約上では禁止されることはありませんし、転売ができるのは事実です。
しかし、状況次第では版権元から訴えられる可能性があったり、作家とトラブルになったりするので、あまりおすすめしません。
結構グレーな転売だと思いますし、一部では逮捕者も存在します。
二次創作の範囲で了承するならまだしも、版権元から販売が見つかると、”権利侵害”として莫大な損害賠償請求をされるケースも珍しくありません。
そのため、同人誌を商品として取り扱う場合は、あくまでも自己責任でお願いします!

実際、そこまで売れる商品でもありませんし、無理して仕入れる必要はありませんよ!

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